この weblog 等を運用しているサーバを移行することにしました。これまでは自宅サーバ。移行先は深い理由と浅いわけなどがあって、
クラウド型仮想サーバー「Bizホスティング ベーシック」|NTT Com 法人のお客さま
これです。仮想サーバー提供モデル(OS無しモデル)に使い慣れた FreeBSD をインストールすることにしました。
仮想サーバは KVM で提供されているそうで、ゲスト OS として FreeBSD を動かすことになります。これといった情報が見つかりませんでしたが、いつでも元の環境に戻ることが出来るわけですのでとりあえず移行準備開始。
まずは、amd64 版 FreeBSD 8.2-R をインストール。DVD イメージから簡単にインストールできました。コントロールパネルの動作が重めでしたので、ちょっと不安に思ったりもしたのですが、実際の動作はそれなり。コンソールも若干重めでしたので、FW をちょこちょこっと調整して、ssh でログイン出来るようにしてから本格的に移行作業を開始しました。
まずは、csup(port 5999 を使うそうです)出来るようにし、最新の STABLE にアップデート。自宅サーバで動かしていた DNS サーバを移行してから、portsnap で ports を最新の状況にし、必要な ports をインストールしていきます。
www/apache22、database/mysql55-server、lang/php5 あたりをインストールし、既存の設定を参考に httpd.conf 等を書き換えてとりあえずの準備完了。php5 が標準では Apache module をインストールしてくれないことに後から気付いて、ちょっと時間を無駄にしてしまいましたけど。
WordPress の移行は、既存のサーバにあるファイル群をそのままコピーし、mysql のデータを移行するだけ。
WordPress 自体にもエクスポート/インポートの仕組みがありますし、その他ツールもあるようですが、mysql 標準のコマンドを使うことにしました。
既存のサーバで、
% mysqldump データベース名 -u ユーザ名 -pパスワード > ダンプファイル名
とし、ダンプファイルを新サーバに持っていって、
% mysql -u ユーザ名 -pパスワード データベース名 < ダンプファイル名
とすれば、簡単です。
バーチャルホストで運用していますので、/usr/local/etc/apache22/extra/httpd-vhost.conf と DNS サーバの設定などを書き換え、ますは wp.kncn.net だけ新サーバに向けました。他のコンテンツも基本的にはコピーするだけで、その都度上記ファイルなどを書き換えております。明日までには Web 関連は完全移行したいなぁ。で、次の3連休でメール関連を移行できればいいのですけどね。
1CPU、1GBメモリ、100GBストレージの最小モデルですが、これまで使っていた自宅サーバと比べて特に不満を感じることはなかったりします。まぁ、現段階での感想ですけど。固定IPの費用や電気代、サーバが発する熱・音を考えると、そんなに悪い選択ではないのかなと思い始めました。これからの季節を考えるとなおさらです。好き勝手に弄れるという自己満足も味わえますし。