7月 04

麻生内閣の迷走であまり目立っていない感じもしますが、今国会で「臓器の移植に関する法律」の「改正案」が審議されています。
衆議院では、一律に脳死を人の死とし、脳死移植に年齢制限を設けず、家族の同意さえあれば臓器を摘出できる A案が想像以上の賛成多数で可決されました。参議院では、その A案を修正し臓器提供を目的とする場合に限り脳死を人の死とする法案を提出する動きもあるようです。

私は「脳死」なるものを前提にした臓器移植に反対です。どちらかというと臓器移植自体にも賛同できかねます。全国交通事故遺族の会の立場に近いものがあります。

そもそも、脳死という概念があって臓器移植が行われるようになったわけではなく、臓器移植を行うために、より新鮮な臓器を手に入れるために、脳死という概念が確立されたわけです。何か根本的に間違っていませんか?
その脳死を判定する行為も瀕死の人に対して行うものとは思えません。人工呼吸器をはずすとか、耳に冷水を入れるとか、カテーテルで咽頭後壁を刺激するとか気管を刺激するとか。脳死を人の死とする立場からしても、判定前はその人は生きているはずです。脳死判定によって始めてその人に死が訪れたということになるはずです。にもかかわらず、まるで死体を扱うような振る舞い。ある意味残虐行為ですね。やはり、根本的に間違っていませんか?

しかも、脳死と判定された女性が出産したという例も複数報告されているようです。また、臓器移植法下の日本における最初の脳死臓器移植例である高知赤十字病院での臓器摘出の際は、ドナーに麻酔を実施したと主治医自身が記者会見で述べています。麻酔をかけなければ臓器の取り出しに支障があったということなのでしょう。

新鮮な臓器を手に入れるために、これまでであれば殺人とされていた行為を合法化することが望ましいことでしょうか。本来の目的を見失っていませんか。移植医にとっては臓器移植自体が目的なのかもしれませんが、本来は臓器移植が必要だとされている患者の方々をどう救うかということでしょう。
本当に臓器移植によって生存率は上がっているのでしょうか。臓器移植に傾斜するあまり、移植以外の治療方法の検討・研究が疎かになっている危険性はありませんか?

本人でなければ携帯電話の機種変更も出来ない昨今ですが、臓器のやり取りに関しては家族の同意で十分なのですかねぇ。
やはり、根本的に間違っています。

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Posted: 7月 4日 2009 at 0:27 1,403 views   

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