Postfix で port 465 SMTPS へリレーする

 自宅内にローカルなサーバを立て、ネットワーク内にある他機器のログを syslog で受けていたりします。このローカルサーバから外部にメールを送信したいこともあります。が、今時、動的IPアドレス環境下にあるサーバから直接メールを送信することは出来ません。どこかのメールサーバにリレーする必要があるようです。

 ほぼ必要がないのですが惰性で契約し続けている ISP(○CN)のメールサーバにリレーすることも出来るのですが、今回はこの weblog を運用しているサーバにリレーすることにしました。

 まずは、FreeBSD 12 で自宅サーバ作成 メールサーバ編を参考にして port 465 SMTPS でこの weblog を運用しているサーバがリレーを受け付けてくれるようにします。ローカルなサーバも Postfix をインストールして、/usr/local/etc/postfix/main.cf に以下を追記。

relayhost = [xxx.kncn.net]:465
smtp_sasl_auth_enable = yes
smtp_sasl_password_maps = hash:/usr/local/etc/postfix/saslpass
smtp_sasl_security_options = noanonymous
smtp_sasl_mechanism_filter = plain,login

# smtp CA path (default to system-wide location)
smtp_tls_CApath = /etc/ssl/certs
shlib_directory = /usr/local/lib/postfix
meta_directory = /usr/local/libexec/postfix

smtp_tls_wrappermode = yes
smtp_tls_security_level = encrypt

 xxx.kncn.net は、この weblog を運用しているサーバです。
 /usr/local/etc/postfix/saslpass を以下の内容で作成。

[xxx.kncn.net]:465 yyy@xxx.kncn.net:hogehogehogehoge

 yyy@xxx.kncn.nethogehogehogehoge は、この weblog を運用しているサーバ側で用意した SMTPユーザ名とパスワード。

# postmap /usr/local/etc/postfix/saslpass

 を実行して、/usr/local/etc/postfix/saslpass.db を作成してから、Postfix を再起動すれば、無事 xxx.kncn.net にメールをリレーしてくれるようになりました。

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